みなさまこんばんは。
暑さが引いたと思ったらもう朝晩は肌寒い日も。。ちょうど良い気候が本当に短くなってきたように思います。
夏のあいだ数ヶ月付けっぱなしのエアコンをようやく停めてお掃除したのもつかの間、
早くも「着る毛布」を引っ張り出してくるまっております。
さて、今週末の「なにわdeフォレスタサロンコンサート」10月の回。
オペラ《夕鶴》のスーパーハイライト
「鶴の恩返し」
乞うご期待です。
このオペラのピアノスコアは2本の手で弾くのが困難な箇所が多いので、弾く音符と弾かない音符の「取捨選択」が必要になります。
吹奏楽の譜面などにはよく「フルスコア」「パート譜」の他に「コンデンススコア」というのがありまして、全ての楽器が出している音を集約して最低限の五線譜に詰め込んで書いたもので、イチゴにかけるあれと意味は同じです。
吹奏楽の名曲「アルメニアンダンス」のコンデンススコア。とりあえずどのメロディを左右の手が弾くのか、取捨選択した形跡がありますね。(笑)
思えばフォレスタの連弾伴奏譜を一人で弾くときにも取捨選択ですので慣れたもの(?)…。いえいえ、弾かないと決めたはずのおかずにうっかり手を出してしまったり、ついいつもの弾き方をしてしまっていつもは弾かないメロディを弾く手が間に合わなかったり、ヒヤヒヤが尽きません。😅
「どう取捨選択して弾き方を変えたかを覚えて本番で滞りなく思い出す」
これが重要です。
そういえば、2018年までの約10年ほど、マリンバの伴奏をよく仰せつかっていた時などは前衛的な現代曲が多かったので、どうひっくり返っても弾けるようにならず、寝ても覚めてもそれこそ生活のほとんどが「譜読み」になっておりました。
我が家は防音ではなく、通常のピアノで音を出せるのは21:00までですので、リビングのテーブルにもキーボードを置いて、食事はテーブルのこっち半分で、それ以外はあっち側半分で練習、といった具合。ベッドにもキーボードをセットして寝ながら…それは流石にやめました。(笑)
今はこのキーボードも某所にお預けしたままとなってしまい手元にありませんが、懐かしく思い出します。
「指は必要な分だけ動く」
(必要に迫られてお尻に火がついた分だけ体がついてくる)
とある音楽学者が何かに書いていたそうで、本当にそうだな、と思います。頭もついてきますように。
そんな私の裏事情はさておき、ともかく、
「泣いた赤鬼」「オペレッタこうもり(びわ湖ホール声楽アンサンブルさんとのコラボ)」に続くフォレスタ名作劇場、
お楽しみいただけたら幸いです。
詳細は文末の「今後の公演案内」からご覧くださいませ。
みなさまもどうか寒暖差に気をつけてお過ごしくださいね。