皆様こんにちは、大野 隆です。 先日の福島県沖で発生した地震、昨夜また余震があったと言うニュースを耳にいたしました。 現在も大変な状況の中お過ごしの方もたくさんいらっしゃるかと思います。 被災された方々に、心よりお見舞い申し上げますとともに、これ以上の被害が広がらないことをお祈りしております。 加えて現在の世界情勢、東欧の音楽を学んだ身ですが、とても残念で、複雑な思いです。 一日も早く、純粋に音楽を楽しめることも含め、平和な日常が戻って来ることを願うばかりです。 気持ちも塞ぎがちな時ですが、先日久しぶりにオペラを観に行って来ました。 作品は「あまんじゃくとうりこひめ」、「うりこひめの夜」の二本立て。 テレビでもおなじみの作曲家、青島広志さんが 構成、演出された舞台で、「うりこひめの夜」は青島さんが作曲された新作オペラです。 一部で上演された林光さんの「あまんじゃくとうりこひめ」は、 わかりやすく、簡単なストーリーの中にも笑いや感動、そして考えさせられる内容が詰まっている、「泣いた赤鬼」と並んで好きな作品です。 二部の「うりこひめの夜」は 漫画家、諸星大二郎さんの文部科学省大臣賞に輝く叙情的な短編をオペラ化した作品とのことでした。 巫女の能力を失った瓜子姫が、あまんじゃくの力を借りて託宣を続けている、といった設定からスタートし、斬新な内容と、新鮮な音楽に引き込まれました。 この公演の歌手の方々の中には、以前オペラでご一緒した方や、当時一緒に食事などにも行っていた仲間もたくさん出演していました。 公演自体も延期公演によって出演者、関係者の皆様も大変な思いをされた、とのお話を青島さんがされました。 当日の会場は、感染対策もしっかり施され、座席もほぼ満席。 その熱意に応えるべく、出演者のみなさんは、緊張し、汗をかき、顔を赤くしながらの熱演されており、延期になったときの残念さや、歌いたい思い弾ける姿に心打たれました。 終演後に感激の言葉を口にされるお客様を見ていると、早く全ての皆様に、こういった時間を楽しむことが出来る日が来てほしいと改めて感ています。
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