みなさん!こんにちは!竹内直紀です!
昨夜宮城、福島を中心にかなり大きな地震がありました。東京でも揺れは大きかったとお聞きました。ついこないだのTVでは3.11の特集をやっていたので、その時と重なり大きな不安をいだかれたことと思います。
まだまだ避難している人も多数いるとのこと。被害が最小限に終わるように拡大しないことを祈っています。
僕自身も阪神・淡路大震災を経験しましたのでやはり少しでも揺れると、あの時の不安が蘇ってしまいます。曲がりくねった線路のレールの上を歩きながらリュックに大量の水を背負ってみんなで当時の師匠の家に持って行ったのを思い出します。今ではすっかり街中は復興していますが、神戸に歌いに行くと未だ心に大きな傷を残している方もいらっしゃいます。
僕は神戸市混声合唱団(1989年に神戸市が設立したプロの合唱団)に10年ほど所属しておりましたので、震災後は毎年1.17の追悼行事に参加していました。
そこで必ず歌う
「しあわせ運べるように」
という歌をご紹介します。
この曲を作詞・作曲したのは、
当時神戸市の小学校で音楽を教えていた臼井真先生。
震災で東灘区の自宅が全壊し、先生自身も被災されました。
神戸で生まれ育った臼井先生は
すっかり変わり果てた街を目の当たりにし、
数々の思い出が失われ、絶望感で胸がいっぱいになりました。
そのとき、こんな思いが頭をよぎったそうです。
「子どもたちの歌声で、壊れた神戸の街を包みたい」
「生まれ育った神戸の復興のために
自分ができることは、音楽で表現することしかない」
鉛筆で歌詞を走り書きし、メロディーを加え、この曲はわずか10分で生まれたそうです。
神戸の再生を願う「復興の歌」として
鎮魂と希望を込めた「心の歌」として長年親しまれてきたこの曲が
今、神戸から東日本、日本全国、世界へと広がっています。
『しあわせ運べるように』
作詞・作曲:臼井 真
1. 地震にも 負けない 強い心をもって
亡くなった方々のぶんも 毎日を 大切に 生きてゆこう
傷ついた神戸を もとの姿にもどそう
支えあう心と 明日への 希望を胸に
響きわたれ ぼくたちの歌
生まれ変わる 神戸のまちに
届けたい わたしたちの歌 しあわせ 運べるように
2. 地震にも 負けない 強い 絆をつくり
亡くなった方々のぶんも 毎日を 大切に 生きてゆこう
傷ついた神戸を もとの姿にもどそう
やさしい春の光のような 未来を夢み
響きわたれ ぼくたちの歌
生まれ変わる 神戸のまちに
届けたい わたしたちの歌 しあわせ 運べるように
届けたい わたしたちの歌 しあわせ 運べるように